
月初に慌てない、おたより・献立表の制作スケジュールの組み方
「もう月末!おたより、まだ半分しかできてない」——カレンダーをめくるたびに、そんなふうに肩が重くなっていませんか。おたよりも献立表も、毎月かならず来るのに、いつも締め切りギリギリで慌ててしまう。配布の前日に印刷機の前で待つ、あの時間がしんどいですよね。
しかも、献立表は栄養士さん、行事の予定は主任、保健のコーナーは看護師さん……と、複数の人にお願いしないとそろわないものが多い。自分のペースだけでは進まないから、なおさら読みにくいのだと思います。
結論:おたより・献立表は「締め切りから逆算した1枚のスケジュール」を一度作ってしまうのが近道です。配布日を決める → 各パーツの締め切りを逆算する → 依頼する人とタイミングを固定するの順で組むと、毎月同じ流れで回せて、月末の駆け込みがぐっと減ります。
何が起きているか
月末に慌ててしまうのは、段取りが悪いからではありません。たいてい次の3つが重なっています。
- 配布日は決まっているのに、そこから逆算した「いつまでに何を」が決まっていない
- 献立・行事・保健など、他の人に頼むパーツの依頼が直前になりがち
- 毎月ゼロから作っていて、前月のやり方が手元に残っていない
つまり、能力や頑張りの問題ではなく仕組みがまだ手元にないだけのことが多いのです。一度「逆算の型」を作って毎月使い回せば、考える手間そのものが減っていきます。
手順を小さく分けます

- まず配布日を決めて、固定する:「毎月◯日までに保護者へ渡す」を先に決めます。月初配布なら前月のうちに刷り終えておく必要があるので、ここが全体の起点になります。連絡アプリ配信なら印刷の手間は省けますが、配信予約の締め切りを配布日とみなして同じように逆算します。
- 印刷・配布にかかる日数を逆算する:両面印刷・折り・クラスごとの仕分けに何日かかるかを見積もり、配布日から引きます。外部印刷を使う日なら入稿の締め切りも入れておきます。ここで「編集を終えていたい日」が決まります。
- 他の人に頼むパーツの締め切りを前に置く:献立表は栄養士、行事予定は主任、保健コーナーは看護師、というように依頼先ごとに「いつまでにください」を編集締め切りの前に並べます。回収して直す時間も見込んで、少し余裕をもたせるのがコツです。
- 依頼のタイミングを毎月同じ曜日に固定する:「毎月第3週の月曜に来月分を一斉に依頼」のように曜日で決めてしまうと、思い出す手間が消えます。前月のテンプレートに依頼文を残しておけば、宛先を変えて送るだけで済みます。
日数の目安は園の規模や印刷環境で変わります。最初から完璧な日程にしようとせず、まず1か月回してみて、詰まったところだけ翌月にずらす——その繰り返しで自分の園に合った型に近づいていきます。献立表の栄養価の扱いやアレルギー表示など、内容の正確さが問われる部分は、必ず栄養士や該当の担当者に確認してから配布してください。
確認チェックリスト
- 配布日(または配信予約日)を月の何日にするか決めたか
- 印刷・折り・仕分け・入稿にかかる日数を逆算したか
- 編集を終えていたい「編集締め切り日」を出したか
- 献立・行事・保健など、他の人に頼むパーツを書き出したか
- 依頼先ごとの「提出締め切り」を編集締め切りの前に置いたか
- 一斉に依頼する曜日・タイミングを毎月固定にしたか
- 前月の依頼文・レイアウトをテンプレートとして残したか
明日やること
まずは、今月のおたよりと献立表に「誰に何を頼んだか」を思い出して、紙1枚に書き出すところからで十分です。配布日から左に向かって、印刷・編集・依頼の締め切りを置いていくだけで、来月の動き出す日が見えてきます。
依頼の連絡を毎月同じ流れにしたいときは、連絡手段の使い分けも合わせて整えておくと負担が軽くなります。おたより本文の書き方そのものに迷ったら おたより文例の基本、行事やお願いごとをやわらかく伝えるコツ も合わせてのぞいてみてください。急な感染症や休園の連絡が重なる時期は 感染症・休園の連絡を落ち着いて伝える文例と流れ も役に立ちます。

おたよりや献立表は、毎月かならず保護者の手元に届く、園と家庭をつなぐ小さな約束です。一度に完璧な仕組みを作らなくて大丈夫。「配布日から逆算した1枚」を作れた時点で、もう来月の月末は少し楽になっています。締め切りに追われていた時間が、ほんの少しでも子どもや保護者に向き合う時間に変わっていきますように。その積み重ねを、あなたの事務が静かに支えています。