まず仕組みをつくる
- 【まずここから】点検表をA4・1枚で作った(毎日欄は月間一覧、毎月欄は遊具ごと)
- 誰が・どの頻度で・何を点検するかを決めて、文書に書いた
- 記録の置き場所を1か所に決めて、職員に伝えた
- 園庭図に遊具の番号をふった(書く手間が減ります)
- 文書の保存年限一覧に「安全点検記録」の行を足した
毎日の点検
- 落ちているもの(ガラス片、ねじ、枝、動物のふん)を見る
- 遊具のぐらつき・金具のゆるみを手で確かめる
- 砂場に異物がないか、固まっていないかを見る
- 門・柵の施錠と破損を確認する
- 日付・点検者・結果に◯をつけて残す
毎月の点検
- 支柱の根元(地面との境目)のさび・くさりを見る
- ボルト・ナットのゆるみと脱落を確認する
- 隙間と突起(頭が入る/ひもが引っかかる)を、しゃがんで子どもの目線で見る
- 遊具の下の地面の硬さ・へこみを見る
- 室内も見る(棚の固定、指はさみ防止具、消火器、非常口までの通り道)
- 点検結果を園長・主任に確認してもらった
年1回の点検
- 大型遊具の専門点検を依頼した(見積もりは予算とセットで園長・法人へ)
- 消防設備・建物設備の点検を実施した
- 業者の点検報告書を、園の点検記録と同じ場所にファイルした
不具合が見つかったとき
- その場で使えなくした(囲う・止める)
- 職員に伝えた(朝礼・連絡ノート)
- 子どもに理由を伝えた
- 数日以上止めるなら、保護者に掲示かおたよりで伝えた
- 修繕を手配した(迷ったら業者に写真を送って相談)
- 直ったことを「対応」欄に書いて、1件を閉じた

園庭の遊具は、目立つ仕事ではありません。何もなければ、誰も気づきません。子どもがすべり台をすべって、笑って、また階段を上がっていく。その当たり前の風景の裏に、手すりを握って確かめた誰かの手があります。
点検の記録は、監査のために書くものだと思うと重たくなります。でも本当は、「今日も大丈夫だった」を積み上げていく紙です。半年分たまったころ、去年より園庭が安全になっていることが、自分でも分かるようになります。
明日、ひとつだけやることを挙げるなら、園庭に出て、遊具の数を数えて紙に書き出すことです。すべり台、ブランコ、鉄棒、砂場、うんてい——それだけで、点検表の一列目ができあがります。様式づくりは、そこから始めれば十分です。
あの日ぐらついた気がした手すりに、もう一度手を伸ばした。それだけで、あなたはもう園の安全を担う仕事をしています。
この内容は記事「保育園の遊具・施設の安全点検|記録の残し方と月ごとの回し方」のチェックリストです。印刷してそのままお使いいただけます。 / 無料ツール一覧へ