シフト表とにらめっこしながら、人手が足りる日か指で数えて確認する保育園の事務担当者

配置基準を満たすシフトの組み方、基本の手順

来月のシフトを組もうと表を開いたものの、「この日、本当に基準を満たせてる?」と手が止まる。早番と遅番をどう重ねるか、休みが偏っていないか、頭の中だけで数えると不安が残りますよね。

子どもの人数も、職員の勤務時間も、毎月少しずつ変わります。そのたびに配置基準とにらめっこするのは、限られた人数で園を回している事務にとって、本当に気の張る仕事です。

結論:シフトを直接いじる前に、まず「年齢ごとの必要人数」を1枚に書き出します。子どもの人数 → 必要な保育士数 → 時間帯ごとの配置の順で考えると、毎月の組み直しがぐっと楽になります。

配置基準は、年齢区分ごとに「子ども何人につき保育士1人」が決められています。シフトをいきなり時間軸で組み始めると、合計人数の帳尻が合わなくなりがちです。まず「その日に最低何人必要か」を先に出してから、時間帯に割り付けると迷いが減ります。

おおまかには、次の順番で考えると整理しやすくなります。

手順を小さく分けます

子どもの人数から必要な保育士数、時間帯への割り付けへと三段階で考える流れを示した図
「人数を数える→必要数を出す→時間帯に割り付ける」の順で考えると、配置のヌケが見つけやすくなります。
  1. 年齢区分ごとに在籍人数を書き出す:0歳児・1〜2歳児・3歳児・4歳以上児など、区分ごとに今いる人数を並べます。年度途中の入退園で変わるので、月初に最新の名簿で見直しましょう。
  2. 区分ごとの必要保育士数を出して合計する:それぞれの区分の基準にそって人数を計算し、合計します。基準や端数の扱いは自治体・制度で異なるため、必ず自治体の最新の案内で確認してください。
  3. 開所時間にそって時間帯へ割り付ける:早朝・日中・延長など、子どもが多い時間帯に必要数が満ちているかを確認します。少ない時間帯ほど一人欠けると基準を割りやすいので、そこから埋めると安心です。
  4. 休憩・休暇・急な欠勤の余白を残す:ぎりぎりで組むと、一人休んだだけで崩れます。誰かが抜けても回る形を、最初から少しだけ織り込んでおきましょう。

確認チェックリスト

配置基準の具体的な人数や端数の数え方、地域独自の基準は、自治体や制度によって違います。金額や要件の細かい点は断定せず、必ず自治体や公式の案内で最新の情報を確認してください。ここで整理しているのは、あくまで「迷わないための考える順番」です。

シフトの土台ができたら、有給の取得希望や処遇改善の研修日程も重なってきます。職員一人ひとりの勤務をならべて管理する場面では、書類づくりを少し楽にする工夫も役に立ちます。気になる方は 書類づくりを少し楽にするICT化 をのぞいてみてください。

完成したシフト表を前に、ほっと肩の力を抜いてほほえむ保育園の事務担当者

シフトを組む仕事は、人と数字の両方を見る、気づかいの多い仕事です。一度に完璧を目指さなくて大丈夫。「まず必要人数を1枚に書き出す」——それができた時点で、もう今月のシフトは形になり始めています。表に出にくいこの調整こそが、子どもと職員の毎日を静かに支えています。

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